令和7年10月18日(土)、医療社団法人つくば健仁会とよさと病院の天野瑞紀先生をお招きし、「思春期の子どもの気持ちを理解する~親の関わりで大切なこと」というテーマで講演をしていただきました。
精神科医というプロとしての立場に加え、ご自身も中学生と小学生のお子様をもつ母親であるという視点も交え、思春期の子をもつ親の悩みに寄り添う大変ためになるお話をしてくださいました。
講演内容を簡単に要約すると
① 思春期はホルモンバランスの変化や身体変化、心理的変化が生じやすい時期である
② 子どもの変化に応じて、親の関わり方を変化させる必要がある
③ 思春期は「依存」と「自立」のふたつの気持ちが共存しているため、親に相談しにくく適切な支援を受けにくい
④ 親の関わりで最も大切なことは子どもの自己肯定感を育むことである
という内容でした。
中でも先生がもっとも重要性を説いていらしたのが④の「子どもの自己肯定感を育む」ということです。
そのためには
① 無条件の愛情を注ぐこと → あなたがいてくれるだけで幸せ、という愛情を示す
② 失敗を受け入れること → 間違いを成長と学びの機会としてとらえる
③ 褒めること → 日常の小さな努力にも目を向け、結果でなくプロセスを評価する
④ 感情を大切にして共感する → 「辛いよね」と気持ちを共有する
ことが大切である、というお話がありました。
思春期の子どもは心の状態が不安定で気分がコロコロ変わるため、親も振り回されてしまいがちですが、これも成長過程ととらえ「いつでもあなたの味方だよ」という姿勢を示しながら、親子共に成長できればいいな、と改めて考えさせられるお話でした。
講演後は時間いっぱいまで保護者からの質問にも応えていただき、大変実り多い家庭教育学級講座となりました。