2025年6月6日、韓国全土から選抜された若手教育関係者約40名が「日韓学術文化交流事業訪日団(第2団)」として本校を訪問されました。
この訪問は、「日韓国交正常化60周年、日韓交流の足跡探訪及び日本の教育現場視察」をテーマとする、日本政府主催の「対日理解促進交流プログラム(JENESYS2025)」の一環として行われています。
本校でのプログラムは、韓国訪問団による模擬授業、授業見学、部活動紹介、生徒との昼食交流など、多彩な内容で構成されました。
授業見学では、訪問団の先生方が1・2年生の授業を自由に参観され、また一部のクラスでは韓国の先生方による英語の授業及び日本語による韓国文化紹介も実施されました。
特に印象深かったのは、1年生約320名による「探Q(探究)」の授業での交流です。韓国の教員が各クラスに分かれて参加し、生徒たちは日本の文化や学校生活を英語で紹介したり、韓国について質問したりと、積極的なコミュニケーションが行われました。生徒にとっても、国際的な視点を育む貴重な機会となりました。参加した1年生の生徒より「韓国の先生方が日本について詳しくて驚いた。日本についてもっと勉強したいと思った」という感想がありました。
さらに、昼食を通じた懇談では訪問団の皆様と和やかに交流する生徒の姿が見られました。
最後に、訪問団と本校教員との意見交換・質疑応答も行われ、教育に対する考え方や取り組みについて活発な意見が交わされました。
このような国際交流を通して、相互理解と友好の輪が広がることを期待するとともに、本校では今後も国際理解教育の推進に努めてまいります。
4月19日(土)「高校生国際協力実体験プログラム成果発表会」にて本校2年生5名が発表を行いました。
発表を行った5名は昨年12月21日(土)にもJICA筑波を訪問し、多文化共生に取り組む人の経験談や多文化共生ワークショップを通して「多文化共生」に関する知識や思いを深めました。その後つくば市の「多文化共生の実態」を調べ、まずは校内でできることから取り組み、それをつくば市へ、更に世界へと広げていきたいと考えました。校内でできる取組として新ALTへのインタビュー及び紹介を行い、各国の挨拶についても紹介しました。発表会当日は他校の高校生やJICA研修員、一般来場者に対してポスター発表を行い、活発に交流することができました。
【参加生徒の感想及びコメント】
・プログラムに参加し、「多文化共生」を実現するために高校生の私たちにもできることがあると気づくことができました。また、学校外での発表も貴重な経験となりました。
・JICAプログラムに参加し、発表することで、多くの方から刺激をいただけました。
・幅広い地域の幅広い年齢の方に発表を聞いていただけるという貴重な経験を得ることができました。その他にもイベントが沢山あり、観客としても楽しめました。
・実際に海外で活動している講師の方のお話は大変興味深かったです。自分の社会問題とどう付き合っていけばいいのか、自分たちに何ができるのかを確認できた良い機会となりました。
・この体験を通して改めて地域を見直すことができ、国際協力に関して幅広い視野を持つことができました。チャレンジしてよかったです。
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