3/25(火)、JRC部と有志生徒で竹芝のダイアログ・イン・ザ・ダークを体験してきました!
純度100%の暗闇の中で視覚に頼らない活動を2時間してきました。アテンドの方々は視覚障害を持っていて、暗闇の中ではとても頼りになる存在です。
以下、生徒の感想です。
・手で触ったときの感触が明るいところと同じはずなのに、違った感じがして楽しかった。
・人の表情をうかがうこともなく純粋に会話を楽しめた。
・気まずさの原因は視覚かもしれない。
・見た目や表情を気にせずに会話ができたので話がはずんだ。
・視覚が無い状態でここまで動くのは初めてだったので、ボールを転がして相手の手にきちんと渡ったことが知れただけでもとても嬉しかったです。
・周りの様子や表情を気にしなくてよかったので、気楽に話せた。
・視覚以外の感覚が自分が思っているより研ぎ澄まされていた。
・頭の中で空間を把握するのがとても面白かった。パズルみたい。
・目が見えないという状態は不便なところもあるけれど、誰かと触れる機会が多くなる分、より他の人と心を交わすことができるのでないかと感じた。
・暗闇はもっと空虚な世界だと思っていたけど、暗闇の中でこそ見えるものや感じることがあって、実際はカラフルで思っていたよりもにぎやかな世界だった。
・他の人の気持ちに立って考える、共感の気持ちを大事にしようと思った。
・目以外でも物や人を見ることができることを感じた。特に手で感じるものは多かった。
12月14日、つくばセンター地区でランタンアート2024のボランティアをしてきました。今年で17年目となるイベントにボランティアとして参加し、約6,000点の作品のうち約500点の設置をお手伝いしました。点灯の際には付近にいた地域の皆様と一緒にろうそくに火を灯したり、交流する姿も見られました。義務教育過程で作品を提供したことがある生徒が参加し、自分達の作品もこのように展示してもらっていたのだと感慨深くしていました。センター広場でのステージ後片付けなど、力仕事も最後まで丁寧に行いました。
12月3日(火)、ジョージアの同年代の子たちとの交流を実施しました。本校卒業生であり、海外協力隊のソーシャルワーカーとして活動されている扇澤舞さんにお声がけいただき、5月に続いて2回目の交流です。前回とは別の学校との交流で、ジョージアの校長先生や英語の先生方も多く参加していただきました。
本校2年生からはスライドを使った学校紹介、1年生からは黒板を使いながら自分が教えたい日本語を紹介しました。「おにぎり」「ドキドキ」「あけおめ」「こんにちは」など、思い思いに伝えます。ジョージア語にはない発音も含まれており、画面の向こう側では発音練習が難しいと言いながらも果敢に挑戦してくれました。
ジョージアの生徒からはある世界遺産の村を含むスバネティという特徴的な地方の紹介をしてもらいました。美しい景色に生徒はうっとりです。また、ジョージアのアルファベットや伝統衣装も見せていただきました。ジョージアのアルファベットを書くところを見ると、生徒はそれだけで大盛り上がり。そして伝統衣装は日本の有名なアニメの主人公の衣装のモデルになったと言われているそうで、本校生は興味津々です。
日本の踊りを見たいという要望に、小学校でみんな一度は踊ったことがあった南中ソーラン節を披露しました。ジョージアの子たちにはかなり不思議な動きに見えたそうです。そしてジョージアの伝統的なダンスであるジョージアンダンスも披露していただきました。ジョージアではスポーツと並んで人気の習い事のひとつなのだそうです。
被服室をお借りして、2時間半アイロンとミシンを使ってマイエコバッグを作成しました。
6月に日立二高で学んできた生徒が中心となって、部内で初めての挑戦です。校内で不要になった傘を、骨組みと布に分け、布を切り、アイロンがけしてミシンで縫います。手持ちの紐をつけたら、世界で一つだけのオリジナルエコバッグの完成です。傘の模様をうまく組み合わせておしゃれなエコバッグを作ることができました。
10月26日(土)、土浦市宍塚において、NPO法人宍塚の自然と歴史の会で自然農田んぼ塾をされている方々と稲刈りをしてきました。
一株ずつ鎌で刈り、両手で持てるくらいの量をイネ科植物の葉で束ねます。そしておだがけまでして本日の作業は終了です。これから1か月ほど乾燥するのを待ちます。
今夏の酷暑により今年度の出来はあまり良くない状態でした。自然農田んぼ塾ではこの温暖化の中でも肥料や農薬に頼らず知恵を絞って対応しています。生徒達も育成や土中の窒素の重要性などの説明を聞いて、自然農の工夫について理解を深めました。
7月29日(月)、JRC部3名がつくば市社会福祉協議会に車椅子を寄贈してきました。
今年で16台目となる車椅子は、毎日学校で生まれる古紙が生まれ変わったものです。竹園高校では毎日、多くの利用済の紙が排出されます。余った配布用紙、印刷を失敗した紙、シュレッダーにかけられた紙、段ボール、そしてお菓子の箱などの雑紙。全て生徒の手によって回収し、古紙回収業者さんに販売しています。売上金を車椅子購入に充て、毎年1台ずつ寄贈してきました。今年の車椅子は昨年度の古紙回収の売上金を元に購入しました。
つくば市社会福祉協議会では、小中学校などで行う福祉体験や、怪我などで短期間必要になった方々への車椅子貸出を行っています。この車椅子は年間を通して利用していただいているとのことでした。
竹園高校の教室と職員室には、ごみ箱の他に古紙回収BOXが設置されています。生徒と教員は日々、不要になった紙をこの中に入れています。紙もゴミ箱に入れたらただのゴミですが、古紙回収BOXに入れたら車椅子に変身します。何気ない日常生活が、地域のお役に立てているのも、竹園高校の醍醐味ではないでしょうか。
7月21日(日)、茨城県立中央青年の家にてJRC部6名がフレンドシップキャンプに参加し、つくば特別支援学校の児童の皆さんとそのご家族との交流を楽しみました。
自己紹介の後は屋内でテント設営です。テントのポールが長くて、ぶつからないように室内では気を使いながらの作業です。車椅子のままテントに入れるので、気分はキャンプそのもの!テントの中で大人抜きでのおしゃべりに花を咲かせました。
次は押し花クラフトです。押し花は、青年の家の敷地内で採取された色とりどりの草花を使い、思い思いの押し花クラフトを作成しました。ピンセットでの細かい作業は大変!乾燥したお花が崩れないように細心の注意を払います。最後に全員の完成品を並べると、素敵な展示会になりました。
そしてちじみっこは好きなイラストを持ち寄り、プラスチック板に書き写してトースターで熱し小さくなったものをキーホルダーにしました。トースターは熱いので、竹高生たちが積極的に手伝います。
青年の家で用意していただいたお昼ご飯を食べたら、いよいよボッチャです。竹高生は初めて行う人が大半で、ボールとルールに慣れるまで時間がかかります。今年は竹園高校のクラスマッチでもボッチャが導入されたので、みんな真剣に挑み、ボッチャの奥深さを知ることができた時間となりました。
以下、参加した本校生徒の感想です。
去年この活動に参加させて頂いてから、また今年も参加することができて嬉しかったです。前回よりも自ら積極的に小学生の生徒さんと関わり、仲良くなることで、有意義で楽しい時間が過ごせました。私は来年この活動に参加することはできず最後だと知った小学生の生徒さんが寂しいと言ってくれて、今日参加してとても良かったと思いました。またこのような機会があったら参加したいです。ありがとうございました。
6/13(木)、県立日立第二高等学校にてボランティア部会の生徒研修会が開かれました。今回は「古い傘からエコバッグを作ろう」というテーマで、被服室のミシンをお借りして2時間で縫い上げるという研修でした。
本校からはJRC部3名が参加し、一人一台ミシンが割り当てられました。隣の席には他校のJRC部の生徒が座り、緊張した面持ちで研修会が始まります。
まずは、日立二高で用意していただいた傘布を4枚選びます。カラフルな布から好きな柄を組み合わせて選んでいきます。この時点でとても気分が上がります。
ミシンを久しぶりに使う生徒が大半で、序盤は苦戦しながらも日立二高の生徒の皆さんに助けられながら縫い進めていきます。
2時間という限られた時間でしたが、殆どの生徒がオリジナルマイバッグを作成し終え、帰り際にはお互いに写真を取るなど親睦が深まっていました。
参加した本校生は、2年前の尚志祭でアンブレラスカイを作成した傘の残りを使ってぜひ竹園高校でもマイバッグを作成したいと意気込んでいます。先輩方の取り組みをさらに進化させていく竹園高校生です。
JRC部は各学校での活動がメインで他校との交流がなかなか少ない部活なので、今回のような多くの学校が参加する研修会はとても貴重な機会でした。
①ここから布と持ち手を選びます |
②これに決めた! |
③ひたすら縫います |
④時には教えてもらいながら |
⑤日立二高の皆さんのおかげで完成しました! |
5/29(水)放課後、本校生徒15名がジョージアの高校生とオンライン交流会を行いました。
ジョージアは東ヨーロッパに位置する国で、日本との時差は5時間、国語はジョージア語です。この国で現在、本校卒業生の扇澤舞さんがソーシャルワーカーとして海外協力隊の活動をされて います。今回は扇澤さんからお声がけいただき、JICA茨城デスクのご協力のもと実現しました。
16時からZoom接続し、お互いの顔を初めて見ました。本校生は、ジョージアの子たちを見て、「同い年?」「大人っぽい!」などと口々に発します。教員が音声確認をしますが、なかなか繋がりません。そんな時間も生徒たちはお互いの教室の様子や服装など、見えることからワクワク を感じていました。ジョージアの生徒は、竹高生の多くがマスク姿だったことに驚いていました。
環境が整うと、竹園の参加者全員の自己紹介、学校紹介をしました。4月はじまり、制服や校則があることもジョージアとは異なります。ジョージアの学校紹介もしてもらい、お互いの理解が進みます。
竹高生からは日本食に関するクイズを行い、最後はフリートークでお互いの国で有名人や人気の作家などの話題で、盛り上がりました。
この日に向けて、JRC部の1、2年生8名が学校紹介のプレゼンテーションとクイズを作成しました。前の週が中間考査ということもあり、時間にかなり制約がある中での準備でした。英語教諭やALTの力も借りながら、分かりやすく伝えるには、楽しんでもらうにはどうしたらよいか、何日も頭をひねりながら準備を進めました。クイズでは日本食の写真を見せて、それを作るために必要な具材の写真はどれかという問題でした。これは、現地でも入手できる食材で日本食が作れることを知ってもらい、この交流の後にジョージアの高校生が自分たちで作ってくれたら嬉しいという思いが込められています。ジョージア語での調理方法なども交えてスライドを作ったことで、ジョージアの生徒達も作り方は完璧になりました。
当日はJICA茨城デスクの職員の方にもご来校いただき、等身大の本校の国際交流の様子を見学していただきました。
以下、参加した生徒からの感想です。
あまり話せなかったので次回の交流からは英語の文法とかはあまり気にせずにパッションでいっぱい話したいと思いました!
始まる前までは緊張でいっぱいでしたが、フリートークを始めたら気軽に「同い年のこと話している」感覚で話せたので楽しかったです。
またこういう機会があったら参加したい
ジョージアのことを英語で聞けて楽しかった。
ジョージアの人と画面越しではあるけれど、言葉や動きで繋がったり、新しいことを知れたり貴重な経験ができてとても楽しかった。
アクティビティを一から考えるのは大変だったけれど、任せてくださったのがとても嬉しかったし、責任持って行うことが出来ました。ありがとうございます。
始まる前は不安だったが、楽しく交流出来たので密な時間になった。
恥ずかしさとかを捨ててたくさん発言できるようになりたい。海外の方と交流して様々なことに対する考え方と文化の違いを感じれてよかった。
オーディオ環境がやや不安定で聞き取りにくかった。改善されたらもっと円滑なコミュニケーションができるのではないかと思った。
5/25(土)午後、土浦市宍塚にて古代米プロジェクトを実施してきました。
NPO法人「宍塚の自然と歴史の会」が行っている事業の一つである「自然農田んぼ塾」は、無農薬・不耕作で行っている、国内でも特別な田んぼでの活動です。JRC部では年間を通して5回ほどこの特別な田んぼでの活動に参加させていただいています。種まき、田植え、草取り、収穫、脱穀、どれも昔ながらの手法で行う特別な体験であり、自然とお米や食べ物に対する感謝の気持ちが芽生える貴重な機会です。
今回は生徒12名と教員1名で3枚の田んぼでの田植えを行いました。まずは地面に種を直まきして発芽した状態の苗を、土ごと根こそぎごそっと両手で掬います。それを別の田んぼに持っていき、1株ずつ分けてひとつひとつ手で植えていきます。株が等間隔になるよう竹の棒で測り、手作りの木ヘラで穴を掘って苗を植えます。
生徒はこの一連の作業を、文字通り服を泥だらけにしながら行いました。機械を用いた米作りを見てきた生徒にとっては新鮮な光景で、驚きの表情をしながらもとっても楽しんで作業していました。この季節、農作業中は様々な昆虫や鳥が目に飛び込んできます。生徒の中には虫が大嫌いで悲鳴に近い声を上げる人もいましたが、担当の方から、この昆虫たちは本当の意味での共生を目指す田んぼづくりに欠かせないこと、嫌気性細菌と好気性細菌の関係性など、持続可能な農業について深く考えさせられるお話を伺うと、最後には虫に対する考えを改める生徒も多かったです。
私たちJRC部は、この特別な田んぼで育てたお米をいただいて、学校の文化祭で販売しています。売上金は全てこちらのNPOに寄付させていただきます。正真正銘の無農薬ですし、竹高生の気持ちもこもった素敵なお米です。色を楽しめる品種、香りを楽しめる品種などさまざまありますので、多くの皆様に味わっていただけたら幸いです。
①水が張った苗床に突入です |
②育った苗を根こそぎ掬います |
③掬った苗を運びます |
④一株ずつ植えます |
⑤みんなで並んで植えます |
⑥木陰で休憩して水分補給です |
⑦自然と共生するとはどういうことかお話を伺います |
⑧豊かな自然の中での活動は癒しの時間です |
4月21日(日)かすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソンのボランティアに参加しました。
J:COMフィールド土浦内に設けられたゴール後のフィニッシュエリアで、完走したランナーの皆さんにマクドナルドのクーポン券をお渡しする係でした。マクドナルドの皆さんと一緒に、「お疲れ様でした」「おかえりなさい」など声掛けを笑顔ですると、ランナーからは「ありがとう」「嬉しい」などのお言葉をいただきました。
生徒からは、「色んなランナーの方がいて面白かった」「昨年よりも気持ちに余裕があって、ランナーの方の表情を見ることができた」などの感想がありました。